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高齢者とわんちゃん💛

スタッフブログ

ニシキヘビが逃走中!!

ニュースで繰り返し報道されています。

こわい。こわいこわすぎます!!

横浜市戸塚区のアパートから体調3.5m、体重13キロものニシキヘビが脱走。
行方不明になったのは今月6日。もう10日たっており、警察、消防、動物愛護センターのスタッフ100人で捜索しているそうですが、今なお目撃情報すらなく、捜査は難航しているようです。ご苦労さまです。

ニシキヘビは毒はないそうですが、海外では人間が吞み込まれた事故があるそうです。また締め付ける力が非常に強く人に巻き付いて死亡させる危険性も。
ですから、人間に危害を恐れる「特定動物」に指定されているので飼育する場合は自治体からの許可がいるそうです。

飼い主は20代の男性会社員。彼にとってはこんな危険な動物でも心の癒しになっていたのでしょうね。この世で一番”へび”や”ゲジゲジ”のような足がない、もしくは足が多すぎる生き物が最も苦手な私には到底理解できませんが、そこは個人の自由なのでルールを守りペットを飼っていただけばよろしいかと。

コロナ禍で自宅での巣ごもり需要が増えたことから、ペットを飼われるご家庭が増えているそうです。

みなさんはどんなペットを飼われていますか? 多くはわんちゃんかねこちゃんでしょうか?
ちなみに当院スタッフは圧倒的にわんちゃん派が多いです。めだかや金魚などおさかな好きの先生も、実はポメラニアンを飼っています。

そんな我らがわんちゃんが病気や認知症などの症状緩和に一役買ってくれているかも。という研究が進んでいるのをご存じですか?

アニマルセラピーと呼ばれ、動物と人間がふれあうことによって医療ではなしえないことを可能にしてくれるのでは?と注目が集まっています。
アニマルセラピストという専門家が訓練されたわんちゃんを連れて老人ホームを訪問し、高齢者のみなさんに『触れ合う機会をつくる』という活動です。

知り合いのホームの職員さんのところでもこのセラピーが実施されているそうなのでお話を聞いたところ、いいことばかりだとか。

①動くことが億劫になったり、動くきっかけがなくじっとしている高齢者がわんちゃんと触れ合うことにより、自らわんちゃんに近づき、撫でにいくなどの能動的な行動がみられるそうです。②また歩行訓練の一環としてわんちゃんたちと一緒に歩いてみることも。すると、わんちゃんと一緒にあるきたいからリハビルを頑張ろうという意欲がわいてくる高齢者も多いのだとか。
③そして、入居者同士が「今日はこんなわんちゃんだったよ。白くて大きいの」と写真を見せ合い「かわいいね💛」などと会話が盛り上がり、コミュニケーションが活発になるケースも。
④また、ご自分の身体機能が衰えて介護なしでは生活できなくなると、自信をなくしたり落ち込む高齢者もいらっしゃるそうですが、ちいさくてかわいいわんちゃんに触れ合うことにより、「世話をしてあげなければ」といった使命感のような感情を取りもどす方もおられるそうです。

ただし、現在はアニマルセラピーによる癒し効果について証明はされているものの、科学的根拠は実証されていません。
また、犬にアレルギーがある方や、そもそも犬がきらいな方もいらっしゃいますし、わんちゃん側のストレスはどうなのか?といった問題もあります。

まだまだ道半ばといえるこの活動ですが、ペットにいやされる現代人が多い現実を考えると、研究がすすんでこれから日本が突入する超高齢化社会にわんちゃんが活躍してくれることを一愛犬家として願わずにはいられません。