大阪市城東区関目駅徒歩5分の内科・内視鏡検査 野口医院

ウェブ診療受付

けいれん(痙攣)

小児科「気になる症状」

 

けいれん

 1~2歳頃に発生する事が多く、殆どの場合発熱に伴う「熱性けいれん」であることが多いと考えられます。熱性けいれんの場合は、発熱初日のことが多く痙攣の発作時間は数分以内に収まり、その後の意識回復も良好で後遺症も残しませんので安静にして様子を見ているだけで問題ないことがほとんどです。後日、念のために医師の診察を受けておいたほうがよいでしょう。数分以上持続する場合には医師の診察が必要です。発熱に対しては前項で述べたとおりクーリングや高熱の場合には解熱剤で対応すればよいでしょう。
 発熱に関係なく発症する痙攣もあります。「てんかん発作」といわれるもので、典型的なものとしては、ガクガクと振るえが起こりそのまま気を失ってしまうようなものが連想されます。しかし一見して痙攣とわかりにくいような場合もあります。数秒間「ボー」とするような感じで反応が鈍いだけのような発作が繰り返されるタイプのてんかんもあります。周りから見て、なんだか注意散漫な感じがするだけの場合でもこの病気のことがあります。この病気は内服によって病気をコントロールする事が可能であり、早期に診断することが重要となります。診断には脳波検査などの精密検査が必要となり、精密検査は近隣の施設で受けていただくことになりますが、気になる症状があれば一度相談にお越し下さい。