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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の病型

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について

 

 SASはその原因によって大きく「閉塞型」と「中枢型」の2つに分けられます。
 「閉塞型」は睡眠中に上気道が「閉塞」して起こるタイプで、実際は殆どがこのタイプであることがわかっています。

「中枢型」とは中枢すなわち呼吸をつかさどる脳の変調によって睡眠中に呼吸が止まってしまうもので、心不全がある方などにしばしばみられるタイプです。
 閉塞型睡眠時無呼吸症候群には共通する体型的な特徴があります。

  1. 太っている。(肥満)
  2. 首が短い。
  3. あごが小さい。

 といったものです。

これまで日本人は欧米人に比べて肥満が少なくSASの患者は少ないと考えられて来ましたが、あごが小さく、のどが喉頭近くにあるという東アジア人に共通する顔面骨格構造の特徴のため

太っていなくてもSASになりやすい特性を持っていることがわかってきました。