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ワクチンの種類

ワクチンの種類について

 

 製造方法などから生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイドの3種類に分類されています。


 生ワクチンは生きたウイルスや細菌の病原性を抑えて薄めたものです。免疫を作る力は最も強いですが、副反応としてその病気に軽く感染したような症状がでることがあります。 不活化ワクチンは病原体をホルマリンなどで不活化して免疫を作るのに必要な成分を抽出し、場合によってはそれに免疫賦活剤(アジュバント)を混ぜています。免疫を作る力はやや落ちるので、接種する回数を多くしないといけないのがデメリットです。


 トキソイドは細菌の毒素の毒性をなくして、その病気の免疫を作る働きだけを残したものです。


 生ワクチンは接種してから4週間(中27日間)次の予防接種ができません。それ以外は接種してから1週間(中6日)次の予防接種ができません。但しこのルールは科学的根拠によるものではなく日本独特の制度となっています。

→令和2年10月よりこの日本独特の制度は廃止となります。不活化ワクチンはいつでも受けられるようになりました。ただ、違う種類の生ワクチンの接種間隔は4週間(中27日)というルールは継続することとなっています。従来からの予防接種のスケジュールには変更はありませんので規定通り受けられる場合は特に変更はありません。

生ワクチン

BCG、MR(麻疹・風疹)ワクチン、ロタウイルスワクチン、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン


不活化ワクチン

DPT-IPV(4種混合ワクチン)、不活化ポリオワクチン、日本脳炎ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、成人用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチン、B型肝炎ワクチン、A型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチンなど


トキソイド

ジフテリア(D)、破傷風(T)