大阪市城東区関目駅徒歩5分の内科・内視鏡検査

下痢・嘔吐

小児科「気になる症状」

 

下痢・嘔吐

 胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどのウイルス)によって発症するほか、小さいお子さんの場合は風邪の時にも下痢をする場合があります。食中毒による細菌性胃腸炎の場合には抗生物質が有効で、便や吐物の培養検査が診断と治療に有用です。ウイルス性にしろ細菌性にしろ基本的な治療方針としては脱水に注意し、こまめな水分補給を心がけましょう。摂取するものとしては白湯、薄めのお茶の他、半分くらいに薄めたスポーツ飲料なども有用です。通常、急性期は食欲もなくなりますので、この時期は腸管の安静を保つという意味からも無理に食事を摂らないほうがようでしょう。食欲があるようなら炭水化物(お粥やうどんなど)を中心に軽めの食事に留めておくのがよいと思われます。また、乳酸菌を含んだ飲料やヨーグルト、りんごの絞り汁やりんごジュースなども差し障りがありませんが、逆に柑橘系の果物や牛乳なども腸管の刺激が強く下痢を助長させることがあり控えたほうがよいでしょう。下痢を止めた方がよいと思われる方が多いようで下痢止めが欲しいと言われる方がおられますが、むしろ下痢は感染物質の排除のための防御機構とも考えられますので、強い薬で無理に下痢を止めようとせず、先ほど述べたように水分補給を心がけ、特に急性期にはある程度下痢をさせた方がよいでしょう。嘔吐下痢症状が非常に激しい場合は、普通に水分摂取しているだけでは追いつかなるので点滴によって体内の脱水を補正する必要が出できます。また便に血が混ざるような場合には、重症の腸炎や、腸重積などのその他の病気の可能性がありますので早急に受診してください。
 嘔吐は胃腸の感染(いわゆる胃腸炎)の初期などに生体の防御機構として体にとっての有害物質を排除するため起こる反応として起こってくる事が多く、このような場合にはしばらくすれば嘔吐がおさまって下痢になって来るのが典型的な経過です。また小さいお子さんの場合などで激しく咳き込んだ時に嘔吐が出現する事がありますが、この場合の嘔吐は一時的なもので特別な処置は必要ありません。胃腸炎などの感染症以外ではほかの消化器の病気などで起こる場合があり、原因は様々ですが、たびたび嘔吐を繰り返す場合には原因をきちんと特定する必要があります。特に下痢を伴わない嘔吐には注意が必要です。(嘔吐に関しては、次の腹痛の項目とも関連しています。)