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SASの治療

SASの治療

 

 最も有効で治療効果が高い治療法としてCPAP(シーパップ)療法というものがあります。
口と鼻を覆うマスクを装着し、空気を送り込む装置を接続して喉頭部分を陽圧にしておきます。そうすることで睡眠中に喉の閉塞が起こらないようになり、呼吸停止が防げるようになるという装置です。
「そんなんつけて寝れるんか?」と思われるでしょうが、眠ってしまうと気にならない方も多いようでです。
睡眠の質が向上すれば、熟眠感がえられ、日中の体調変化が顕著に表れることがあります。
近年の研究ではSASはが高血圧、糖尿病などに関係することも指摘されていますので、
この治療により、薬を減量、中止するこも可能となる場合があります。
またダイエットの効果があり、CPAPをつけ始めて1ヶ月で体重の10%程度減量してくる場合がよくあります。

CPAP治療の原理

 保険適応上はCPAPを使用できるのは重症度がAHI20以上の中等症以上の方であり、それ以下の軽症~中等症の場合には他の治療法を考慮することになります。
ただし昼間の居眠りがあまりに頻回で困っている場合や、既に高度の高血圧や脳血管障害、虚血性心疾患などの影響がある場合には積極的にCPAPの使用が検討されるべきと考えられます。

 

写真:CPAP装置とマスク
 ただCPAP療法の問題点として、鼻づまりが強い場合やマスクの違和感が持続する場合には治療継続が難しいこともあります。
鼻づまりの原因として耳鼻科的疾患(慢性副鼻腔炎や鼻ポリープ)がある場合には、先に耳鼻科で治療を受けていただく必要があります。
またCPAP療法によってSASによる症状は改善し、様々な弊害が予防できるようになるのですが、CPAPをやめると元の状態に戻ってしまいます。
このようにCPAPもあくまで対症療法であり、正しい使用方法による治療継続が必要です。
保険診療上も月1回以上の外来受診が必要となります。
その際に問診、体重、血圧測定などの簡単な診察を行い、マスクの空気漏れや装置を正しく使えているか等CPAP療法に問題はないか確認します。


 他の治療法としては

  1. 手術:無呼吸になる原因の喉の狭くなる部分を広げるための手術です。扁桃肥大や口蓋垂が肥大している場合に適応となります。
  2. 口腔内装具(マウスピース)使用:軽症の場合には有効な場合があります。歯科医で専用のものを作成してもらう必要があります。
  3. 姑息的な(?)対症療法:鼻スプレーや鼻テープにて鼻づまりを解消する。
  4. ダイエットをしてやせる。(太っている方が気道が狭くなる)
  5. 寝ている姿勢を変える。(仰向きで寝ると気道が閉塞するので横向きやうつ伏せで睡眠をとる)
    などが考案されていますが、決定的なものではありません。

 治療法は個々の状態を診断した上で最適な方法を選択いたします。
どんな些細なことでも分からないことがあれば是非御相談下さい。
自己判断で治療をやめてしまったり、加減してしまうのは大変危険です

この疾患に限りませんが、患者さんと医療従事者が十分なコミュニケーションをとって治療をすすめていくことが最も大切なことだと考えています。


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