大阪市城東区関目駅徒歩5分の内科・内視鏡検査 野口医院

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マイナンバーカードが保険証に!!

スタッフブログ

このお手紙、みなさんにうけとられましたか?

「マイナンバーカードを作ってください」というお手紙です。
 下のほうをよーーーーくみると

マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになります」と。

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「健康保険証、すでにもってるし別にいらないんじゃない?」と思った方、おられますよね?
じつは私もはじめはそう思い封も開けていませんでした。

が、院長が当院でも受付でこの制度を導入する!!

と号令をかけたので、準備をすすめておりました。
すると調べれば調べるほどマイナンバーカードを保険証として使えるようになればなんだかよいことが!!とわかってきたので今回はメリットをいくつかご紹介していきます。

まずなぜこのような制度がスタートするのでしょうか?

今現在マイナンバーカードの普及率は全国で20%とまだまだ国民に浸透しているとは言えない状況です。そこでマイナンバーカードを本気で普及させたい国は新しい機能をどんどん付加することによりマイナンバーカードのメリットを増やし、より多くの国民にマイナンバーカードをつくってもらおうと計画中。まずは2021年、そうです、今年には健康保険証を統合、2024年にはなんとマイナンバーカードと運転免許証の統合も予定されいるそうです。

ではマイナンバーカードを保険証として使うことにどのようなメリットが?

①医療機関の受付の簡単になります。
設置されているカードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで本人確認と保険証確認を同時にオンラインでできるで、今までのように人を介しての保険証確認が不要になります。
保険証をご自身でカードリーダーにかざすだけで保険証確認ができるので
「保険証返してもらってないよ!」「いえいえ、お返ししましたよ」
といったちょっとしたトラブルも防げるようになりますね。

②ご自分の健診結果や投薬歴がデーターとして医師に連携されます。
この制度があれば別々の医療機関で同じような検査を受けなくてすみますし、薬の重複も避けられことになりみなさんがよりよい医療を受けられることにつながります。
また年々増加する医療費の増大を抑えることにつながり、健康保険制度が守られることにつながります。

③マイナポータルというサイトを使えば、どこの病院でどんな薬が処方されたのか、これまで受けた健診結果をご自分でネットで閲覧できるようになるそうです。

④急な入院や手術などを受けなければならなくなったとき、医療費が高額になる場合がありますよね。その際高額療養費制度が適用されるのですが、今までは窓口でいったん全額支払ったうえで後日ご自身で役所や健康保険組合などに申請し還付をうける必要がありましたが、マイナンバーカードがあればすぐに高額療養費制度が適用されるので仮払いの必要がなくなります。

⑤確定申告の際に医療費控除を受ける場合、1年分の領収書を全部保管してさらにもれがないようすべてを明細書に入力しなければいけませんが、マイナンバーカードを保険証として使えば医療費の情報も蓄積されるため、わざわざ領収書を保管したり明細書を記入する手間が省けるようになります。

 

先日、厚生労働省からこんな機械が送られてきました。

そうです。これがマイナンバーカード保険証のカードリーダーです。
じつはじつはこのカードリーダー、ウン万円ほどするそうなのですが、国から日本の全クリニックに1台、全病院には3台なんと無償!!で配布されるのです。

なにがなんでもマイナンバーカード普及させるぞ!!
といった国の本気度がうかがえますよね。

当院でも早速導入!!

といきたいところなのですが、カードリーダーと電子カルテの接続やオンラインの準備に少々お時間がかかりまして、今はまだお使いいただけません。
なるべくはやく対応し、便利にすべく邁進中ですのでいましばらくお時間をください。

この機会にみなさんマイナンバーカードの申請をされてみてはいかがでしょうか?

追記(2021.4.10)
3月下旬から厚生労働省が開始を予定していた「オンライン資格確認システム」の運用が10月に延期させることとなりました。コロナの影響でシステム改修に遅れがでていること、一部の医療機関で行われたプレ運用で保険資格のデーターの正確性に問題が生じたのが原因だそうです。いくら便利なシステムでも情報が守られないのは大問題です。準備をしっかりしてから運用開始をぜひお願いしたいものです。今しばらくお待ちください。