大阪市城東区関目駅徒歩5分の内科・内視鏡検査 野口医院

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防災グッズにプラスしてほしいもの。

スタッフブログ

大型の台風が次々日本に接近し、大変な被害が出ている地域があるようです。

数年前には大阪も台風の直撃を受け、トタン板が空をとんでいるのを目撃したり、
半日ほど停電したため、冷所で保管しないといけないワクチン類を急いで停電していない
親戚の家に避難させたり、真っ暗の中でカップラーメンをすすったりといった記憶がよみがえりました。

みなさん、災害時のための備蓄をされていますか?
お水、食品、電池などのほかに、ぜひプラスしてほしいもの、それは

 

お薬 です。

 

 

 

 

市販のお薬や消毒液などがあればもちろん便利ですが、
今回は持病のお薬の備蓄をぜひお願いしたいのです。

災害時はご存じのように物流が滞り、スーパーなどの棚がスッカラカンになる映像はよくTVで目にします。
同じことが医院や薬局でも起こり、薬が届かなくなることが十分に考えられます。
それに加え、災害時はまずは救命救急が優先され、3日間ぐらいは通常の診察をしてもらえない可能性さえあります。

すくなくとも3日分、できれば7日分を
お手元に携帯されることをお勧めします。

ちなみに首相官邸のHPには『大規模災害時発生時には水や食料、持病のお薬など”1週間分”の備蓄が望ましい』と書かれています。

ただ、食品やお水は防災グッズのリュックサックなどにいれて、枕もとにおきっぱなしにし、半年に1度ぐらい賞味期限の確認をすればよいのですが、
お薬はそうはいきません。
体の症状によってはお薬が変わったり、同じお薬でも容量が変わったりするため常に今の体調にあった薬を手物とに置いておく必要があるからです。

そのため、早い目に受診していただくことをお勧めします。

たいていの患者さんは「お薬がなくなった」と言って来院されます。
その来院を1週間から3日ほど前倒ししていただくことで、常に手元に最新のお薬を常備できることになりますね。

 

万が一、災害時に薬をもちだせなかったら
また避難生活が長くなり備蓄していたお薬がなくなってしまったらどうしましょう?

大丈夫です
災害時には避難所に「医療救護所」というものが必ず設置され、そこでお薬を入手できます。
けっして、お薬を忘れたからといって安全が確認されていないご自宅に取りに帰ったりするのはなさらないようにお願いします。

そんな時のために、ご自分が服用しているお薬の名前を覚えておくのが一番です。

でも、

「薬の名前ってカタカナばかりで覚えにくい!」

「たくさん飲んでいて覚えられない!!」

という声が聞こえてきそうです。

そんな時はお薬手帳、もしくはお薬を処方するときにお渡ししているA4の紙 ”薬剤情報”の紙などを防災リュックにいれておいてください。
当院では原則院内処方をしております。

もしくはスマホでお薬の写真をとっておくのもいいかもしれません。

 

備えあれば憂いなし。
こんなことわざが胸に刺さる
今日この頃です。

皆様もぜひ一度ご検討ください。