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鎮痛解熱剤

小児科「薬について」

 

鎮痛解熱剤

 

 一般的に「熱さまし」として処方される薬です。剤型としては坐薬、内服(水薬や粉薬)として使用されます。特に小児では坐薬で使用されることが多いです。先ほども発熱のところで述べたように熱は一概に悪いわけではありません。また、「高い熱=重い病気」というわけでもありません。子供も大人でもそうですが人間の体はそれほど「やわ」にはできておらず、ちょっとしたウイルスが入ってきたくらいでは大抵の場合数日のうちに免疫機能が発揮しウイルスを退治して自力で病気を治してしまいます。(感染するとほぼ致死的となる恐ろしいウイルスもありますが、今のところ日本では通常かかることはないでしょう。)発熱は病気に対する防衛機構ともいえますので一概に下げればよいと考えるのはよくありません。鎮痛解熱剤は、文字通り熱を下げ、痛みをとる作用を有する薬ですが、病気を覆い隠してしまう面も持ち合わせています。例えば、熱がある場合に鎮痛解熱剤を使用して来院された場合、熱がない状態で来院することになります。鎮痛解熱剤を使用したという情報がなければ熱の情報が覆い隠され、発熱しない病態を鑑別していくことになります。病気を診断するという意味においてはこのような場合にはあきらかにマイナスに働いてしまいます。痛みに関しても同様に覆い隠してしまいます。安易な鎮痛解熱剤の使用は控えるべきだと考えます。

鎮痛解熱剤の使用の目安

  1. 高熱:38.5℃を超える場合には体力の消耗も激しく、脱水も伴ってくる事が多いので使用を考慮すべきと考えられます。ただ熱が高いだけで元気な場合もありそのような場合には無理に使う必要はないでしょう。
  2. 食欲がない:高熱によって食欲がなくなり、水分も十分とれないような場合にも使用を考慮すべき状態です。
  3. 元気がない、ぐったりしている:早めに医療機関を受診すべきです。発熱によってこのような状態になったとすれば体力の消耗がかなり進んでいる状態と考えられます。脱水が関与していることも考えられます。発熱によって脱水が助長される懸念もありとりあえず解熱剤を使用してもよいでしょうが、いずれにせよ早めに医療機関を受診した方がよいです。