2022年の振り返り

2022年最後の日となりました。
昨年同様、新型コロナウイルス感染症に振り回された年でしたが、皆様にはなにかとご協力いただき無事に1年を終えられることに感謝申し上げます。

数年前、得たいの知れないウイルスの流行がはじまった当初の診察はとても大変でした。
ワクチンや薬はもちろん、新型コロナウイルス感染症かを判定する術すらなかったからです。
ただ、内科の診療所である以上、発熱の患者さんをみないという選択肢はなく、2020年3月から感染外来の診療を始めました。
当時は本当によくわからない感染症だったため、我々医療従事者も不安だらけでしたし、マスクや防護服など身を守るための装備も不足の中、院長の考えに賛同し、「地域の医療のため、頑張ろう」とスタッフ全員雨合羽をきて感染外来にとりくんで参りました。

また、一般診療の患者さんには、感染外来の時間を確保するために一般診察時間を短縮したためご不便をおかけいたしました。そして、感染外来の患者さんには決められて時間に来ていただくようお願いはしていたものの、なかなかそれが周知できておらず、具合が悪いなか来院いただいても、出直していただくなど、ご協力をいただきました。なかには「軽い咳だけ」のような患者さんにも院内にお入りいただくことをお断りしていたため、「ばい菌あつかいするのか！」と気分を害された方もおられました。

しかし、2類相当の感染症に定められている以上は、院内での感染はあってはならないことであるという考えのもと、徹底させていただきました。おかげで、患者さんはもちろんですが、感染外来にかかわったスタッフは誰一人として感染せずに今年も乗り切ることができました。みなさまのご協力に改めて感謝申し上げます。

いよいよ来年は終焉がみえてくるのではと我々も期待しており、あかるい年を迎えられそうです。
寒くなっておりますので、くれぐれも皆様も体調に気を付けてよいお年をお迎えください。

新年は5日より通常通り診察いたします。
引き続き地域医療のためにスタッフ一同努めてまいります。