当医院では痛み、苦しみがない 短期間で、安全な内視鏡検査を常に心がけております。
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睡眠時無呼吸症候群

〒536-0008
大阪市城東区関目3丁目13-1
06-6931-7821
野口医院
診療科目:内科、消化器科、
小児科、外科
院長 : 医学博士 野口誉生
→新しい建物!駐車場完備!



【おことわり】

 このホームページでは、膨大な医学的内容が盛り込まれています。
 この内容は2007年後半から2008年年初にかけて院長が自ら執筆したものです。内容的に執筆当時の医学的常識に適うもので、一般の方にも役に立つ情報をお届けする事を目的に書いています。
 しかし、医学には不確実性があり、「これが絶対に正しい。」ということは少ないことも事実です。参考にされるのは大いに結構ですが、これらの点を十分にご理解頂いた上で、善意をもってご活用される事をお願い申し上げます。特に、何らかの体の異常がある場合、異常を指摘された場合には、本内容を元に自己判断だけで済まさないで、医療機関できちんと診察を受けて頂くことを重ねてお願い致します。
 なお、内容的な誤りや新たな知見が明らかになった場合、医療制度の変更等で診療内容を変更する場合には、随時訂正していきたいと考えております。

【診療時間】

診療時間 日/祝
9:00 〜 12:00
15:30 〜 16:30
16:30〜 19:30

● 予防接種、乳児健診専用枠 (金曜日15:30〜16:30)

※ 予防接種は通常診療時間にも接種可能ですが、午前中なら11:30まで、午後は7:00までの受付となります。

【所在地】

内科/消化器科/小児科 野口医院
診療案内

このページでは当院であつかっている診療科での病気の解説、診療内容について解説します。


はじめに

 当院ではなんでも相談できる診療所を目指しています。病院と違い待ち時間もそれほどありませんのでまず気軽に相談に来てください。病気についてはできる限り院内で詳しい診断ができるよう検査設備も徐々に充実させています。的確に診断し病状にあった治療を行うよう心がけております。もちろん、さらに精密な検査が必要な場合や、病気の種類・病状によっては専門的な治療が必要な場合が出できますのでその場合は近隣の適した施設を紹介させて頂きます。その際もご希望があればできるだけ添う様にいたしますので遠慮なくご相談ください。

 このページは内容が多く雑多なものになっています。病気や健康について知っておいてほしいことを、できるだけ患者さんに理解しやすいようにと思い詳しく書きました。体のことで気になることがある、健康診断や病院で「こんなこといわれたけどどういうこと?」と思う場合の助けになれば幸いです。内容的には「内科」 「消化器科」は色んな病気についての解説、「小児科」は診療豆知識的な内容となっています。その他おまけ的に「訪問診療」 「検査案内」 「院内処方」 「ジェネリック医薬品について」の個人的な考えについて述べています。
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内科 急性疾患(かぜ症候群、インフルエンザ、急性胃腸炎、膀胱炎など)

 急に熱が出た。下痢になった。排尿の時痛む。などの急性疾患に対応いたします。かぜなどの際には十分な休養としっかり栄養をとることも大切です。食事が取れない、高熱が続くなど消耗が激しい場合には脱水になってきていることが多く、点滴を行うことも有効です。昔のことわざに「風邪は万病の元。」というのがあります。これは文字通り風邪が悪化していろんな病気になる場合も指していますが、色々な病気が初めの症状は風邪に似ていることからも由来しているものと考えられます。「すこし調子が悪いな。」と思ったら早めの受診を心がけましょう。

生活習慣病

 糖尿病、高血圧、高脂血症(脂質代謝異常症)などは生活習慣病と呼ばれています。これらの病気は遺伝的素因のある方に中高年以降発症することが多く(若年でも発症する場合があり、その場合は罹患期間がさらに長くなるため特に注意が必要です。)、食事や運動などの生活習慣が原因で悪化するためこのように呼ばれています。この疾患の問題点はコントロール(ここでいうコントロールとは、病気の状態や病気の勢いを抑制するという事を意味しています。)が悪くても何の症状もあらわれませんが、動脈硬化を進行させ最終的に脳卒中や心筋梗塞を起こすことにあります。(コントロールが悪い期間が長ければ長いほどその率は高まります。)生活習慣の是正だけでうまくいくことも多い疾患ですが、病状がコントロールできない場合は薬物療法を行う必要があります。近年は良い薬が開発され病状をコントロールすることは随分容易になった印象はありますが、治療によって病気を治してしまうことまでは今の医学ではできません。また薬を飲んでいるからといって食事や運動の制限がなくなるわけではなく、あくまで治療の中心は自分であることを銘記してください。自己判断で途中で治療を中断したりすることなく、きちんと治療を続けることが大切であると考えています。


【 糖尿病 】
 飽食の時代になり、糖尿病は増加の一途を辿っています。ピロリ菌とは関係なく、初期は無症状ですが放置すると様々な合併症を起こし大変なことになります。主な合併症として腎障害、網膜症、神経症(末梢の血行障害)などが知られており、これらは進行すると腎障害→人工透析、網膜症→失明、神経症(末梢の血行障害)→下肢切断などへと進行する場合があります。また恐ろしいことに糖尿病を持っている場合はたとえ軽症であっても、持っていない場合に比べて脳梗塞、心筋梗塞の発症率が数倍上昇することがわかってきました。(個人的にも循環器の病院で研修していた時、心筋梗塞で運ばれて来る人は殆どが糖尿病を持っている人であったことを経験しています。)症状がないから、軽いと言われたからと決して油断は禁物です。検診などで「血糖が高い、高め。」「尿糖が出ている。」「糖尿病と正常の境界です。」等と指摘されたことのある方は一度ご相談下さい。
 糖尿病の治療の基本はあくまで食事、運動療法です。これだけで不十分な場合には薬物療法を行いますが、薬を飲んだからといって食事、運動療法をしないでよいというわけではありません。まずは正しい知識を身に着けることが大切です。

【 高血圧 】
 高血圧とは別名「サイレントキラー」(=静かな殺し屋)とも呼ばれています。血圧が上がっているのはいわば危険信号のようなもので、これだけでは症状は現れませんが、突然、心筋梗塞、脳卒中、突然死などの重大な疾患を引き起こします。きちんと血圧を下げていればリスクを低減できるので上手に付き合っていけば恐れる必要はありません。薬に対する誤解によって薬を嫌がる人を見受けますが、きちんと飲んで副作用に気をつけていれば殆どの場合で問題ありません。重い病気になってから後悔することのないよう危険信号を読み取って早めに対応するようこころがけましょう。

【 高脂血症 】
 2007年に診断・治療のガイドラインが改定され、これまで指標となっていた総コレステロールが項目からはずれました。そのかわり善玉コレステロール=HDL、悪玉コレステロール=LDLを区別して測り、個々の他の合併症も勘案しリスクの評価を行うという方針が提唱されています。治療薬として新しい機序(小腸からの脂肪吸収を抑制する)の薬も登場し、よりよいコントロールが可能になってきました。

【 メタボリックシンドローム 】
 内臓脂肪蓄積の指標として腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上あり以下の3項目のうち2つ以上当てはまる場合をメタボリックシンドロームとよぶことと定義されています。

  1. 中性脂肪150mg/dl以上・HDLコレステロール40mg/dl以下
  2. 収縮期血圧130mmHg以上・拡張期血圧85mmHg以上
  3. 空腹時高血糖110mg/dl以上

 メタボリックシンドロームは疾病ではありませんがこの状態を放置しておくと動脈硬化が進行し、将来、心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクが高まることがわかっています。この定義には異論もあり、今後変更されることもありえるでしょう。いずれにせよ糖尿病、高血圧、高脂血症を合併している場合には治療によってこれらをコントロールすることが重要となってきます。

呼吸器疾患

 気管支喘息をはじめとするアレルギー性呼吸器疾患、肺気腫および慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患、肺炎などの急性疾患の診断・治療を行っています。検査設備としては胸部X線検査、呼吸機能検査、パルスキシメーター(指で体内の酸素濃度が測れる機械)が院内で実施可能です。治療としては在宅酸素療法も可能で重度の慢性閉塞性肺疾患や終末期肺癌などにも対応いたします。

循環器疾患

 当院ではX線診断装置、心電図、ホルター心電図、心エコーの検査が実施可能です。慢性心不全、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)弁膜症、不整脈などの診断・治療を行っています。

内科全般

 血液疾患(貧血、白血病関連疾患、血小板の異常など)腎臓疾患(ネフローゼ、慢性腎炎、慢性・急性腎不全など)アレルギー性疾患(花粉症、アトピー)、内分泌疾患(甲状腺疾患など)、膠原病(リウマチなど)、神経疾患(認知症、脳梗塞、パーキンソン病、など)内科全般について鑑別診断・治療を行っています。

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消化器科 食道の病気

【 食道癌 】
 中高年の男性に多い疾患です。比較的進行が早く予後の悪い癌の一つですが、内視鏡の診断技術向上に伴って早期の段階で発見されることも多くなっています。早期であるほど治療成績がよいことは言うまでもありません。治療方法は非常に早期であれば内視鏡で部分的に切除する方法も可能になってきています。ある程度進行したものの場合は手術や、放射線と抗がん剤を組み合わせた治療を行うことが一般的です。

【 逆流性食道炎
 胸やけ、ゲップ、すっぱいものが上がってくる、などの症状が典型例ですが、まれに喉の違和感や痛み、慢性的な咳がこの疾患によって起こっている場合もあります。殆どの場合において内服の薬で治療することでよくなりますが、症状が高度な場合や内服でコントロールできない場合には内視鏡を用いた手術が本年8月から保健適応となっています。

胃、十二指腸の病気

【 胃癌 】
 日本人の癌で最も多いのは胃癌です。検査によって無症状な間に早期に発見されるケースが増えていますが、何らかの症状が現れてから受診し進行がんで発見される例があとを絶ちません。早期がんの間は何の症状もありませんので定期的な検査が重要です。

【 胃潰瘍、十二指腸潰瘍 】
 心窩部(みぞおち)の痛み、胃重感、食欲低下、吐き気など決まった症状はありませんが、なんらかの上腹部の症状を呈します。潰瘍とは消化管の粘膜に傷がつき、深く掘れてしまった状態のことを指します。ストレスや暴飲暴食が原因と言われていましたが、最近になり多くの症例でピロリ菌が関係していることか分かってきました。ピロリ菌とは関係なく、痛み止め(消炎鎮痛剤)などの薬の副作用として発症することもあります。以前は手術することも多かった疾患ですが、最近ではよい薬が開発されており殆どの場合で手術しないで治るようになっています。ただ、潰瘍部分の血管が破綻し出血が止まらない場合や、深く掘れ過ぎて穴があいた場合には現在でも手術が必要なこともあります。いくら良い薬でも一定期間きちんと服用しないと十分な効果がなくすぐに再発してしまいますのできちんと服用期間を守って内服を続けましょう。

【 ヘリコバクターピロリ菌
 かつて胃の中は菌が住めないという学説が長い間信じられてきました。しかし1983年にオーストラリアのウォーレンとマーシャルによって胃の中の螺旋菌の存在が確認されました。この菌は後にヘリコバクターピロリ菌(ピロリ菌)と呼ばれ、上記のように潰瘍の原因となるほか、様々な病気の原因となってくることがわかってきました。感染経路は免疫機能の未発達な乳児期までに経口感染するのではないかと考えられています。現に日本では環境衛生の向上などのためか近年は新たな感染が減り、若年者では感染率が低下していますが、中高年以降の世代では今だに比較的高い感染率となっています。一度感染すると自然になくなることはまずありませんが、除菌治療(抗生剤と胃潰瘍などの治療薬を組み合わせて1週間内服します。)によってピロリ菌を完全にいなくしてしまうことが可能です。(ヨーグルトでは完全な除菌はできません!)今のところ、保険診療上の除菌治療の適応は活動性の潰瘍がある場合となっています。

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内視鏡で見た大腸の病気

【 大腸癌、大腸ポリープ 】
 近年増加しています。原因ははっきりとはわかっていませんが、食生活の欧米化や長寿化で高齢者が増えたことなどが原因と考えられています。大腸がんは大腸ポリープから長い期間を経て早期がんになりさらにそれが進行がんになるという発育形態をとるものがあり、大腸ポリープの段階で治療(ポリープ切除術もしくはポリペクトミーのことで内視鏡のページで紹介しています。)することが癌の予防につながります。この疾患も胃癌と同様に何の症状もない期間が長く、進行がんになって初めて症状が出てきます。市民検診でも行われている便潜血検査は一定の成果は見られますが、大腸癌が存在する場合でも陰性の場合があり万全の検査とは言えません。排便に関する何らかの症状(下痢や便秘など)がある場合や下腹部の症状がある場合、痔疾患がある場合、また大腸の病気(ポリープや癌)に罹ったことのある方は大腸内視鏡を受けておくことをお勧めします。
 なお、当院では大腸ポリープの切除を行っておます。


【 潰瘍性大腸炎 】
 慢性的な、下痢、腹痛、血便が持続する疾患です。若年〜中年で発症することが多い疾患です。
 原因は免疫異常が関係していることが分かっていますが、その詳細は不明で難病に指定されています。治療法は重症度によって異なってきます。内視鏡と組織の生検にて確定診断できます。軽症〜中等症の場合は内服の薬や注腸する薬を用いるのが一般的ですが、重症の場合に血球除去療法等の特殊な治療やさらには手術が必要となる場合もあります。症状からこの疾患が疑われる場合には内視鏡検査をおこない確定診断をつけ、早く治療を開始することが重要です。

【 その他の腸炎 】
 日常的に起こる疾患として細菌、ウイルスが胃腸に感染することで、いわゆる急性胃腸炎(感染性胃腸炎や腹かぜなどとも呼びます。)を起こします。最近でもニュースでノロウイルス感染症の流行が取り上げられましたが、この類の疾患と思っていただければわかりやすいと思います。大抵の場合は数日で軽快することが多く、通常は内視鏡検査までは必要としませんが症状が遷延する場合や原因が特定できない場合、重度の場合には内視鏡の検査によって原因の特定を行い治療方針を立てることが必要となる場合もあります。ややまれな腸炎としては、高齢者で下血を主症状とする虚血性腸炎や薬が原因で起こる薬剤性腸炎などがあります。かなりまれな疾患としては若年(主に10歳代前後)に発症する疾患で腹痛、下痢、痔ろうなどを主症状とするクローン病という難病に指定されている疾患があります。

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肝臓の病気

【 C型肝炎 】
 最近ニュースで話題に上ることの多い疾患です。C型肝炎ウイルスに感染することで発症します。感染初期には通常の検査値で異常があらわれない無症状な期間(キャリア)を経て、その後、血液検査で肝機能異常が明らかとなるC型慢性肝炎を発症します。さらに肝炎の期間が10年〜30年続き肝硬変、肝癌へと進展していきます。通常の日常生活で感染するこことはまずありませんので一度、C型肝炎の検査(血液検査でわかります。)で陰性であれば心配はいりません。受けておられない場合(特に血液検査で肝臓の数値に異常を言われたことがある場合)は一度検査を受けておいた方がよいでしょう。
 近年、慢性C型肝炎の治療は特に進歩しておりインターフェロンによる治癒率が向上しています。以前インターフェロンを受けて成功しなかった場合でも著効する場合がありますのであきらめずにご相談下さい。インターフェロンはC型肝炎ウイルスを排除する作用のある注射の薬で、現在は週1回で効果が得られる製剤が開発され、内服の薬(これもC型肝炎を排除する作用がある薬です。)を併用する治療法が主流となっています。治療の初期は入院(期間は2〜4週間程度)して行い症状が安定すれば、外来で治療を継続します。週1回来院して頂きインターフェロン注射を行います。治療期間は体内のC型肝炎ウイルスの量などによって変わってきますが6ヶ月〜12ヶ月の期間継続的に行うのが一般的です。インターフェロンは比較的副作用の起こりやすい薬で、注射後に発熱、肝機能障害、血球(白血球、赤血球、血小板)の減少がおこることがありますが、血液検査などで副作用のチェックをまめに行うことで安全に治療を継続することが可能です。副作用や年齢的な理由等でインターフェロン治療ができない場合には肝庇護療法(内服、注射)を行うことで肝炎から肝硬変への進展を抑制し、肝癌の発症を低減させることが可能です。

【 B型肝炎 】
 新生児期の母子間でB型肝炎ウイルスに感染すると慢性B型肝炎を、成人後に感染すると急性B型肝炎を発症します。慢性B型肝炎の場合は感染が新生児の時におこるため比較的低年齢でも罹患期間が長くなり、若年で肝硬変まで進展するケースが多くみられます。また成人後に感染(性交渉や医療従事者の針刺し事故で感染)すると、急性肝炎を発症します。慢性化することはまれですが劇症肝炎に発展すると致死的になる場合があります。現在はワクチンが開発されており接種しておけば感染しても肝炎を発症せずに済みます。慢性B型肝炎に対しては最近色々薬が開発されており、使用可能な薬が増えています。

【 肝硬変 】
 代表的なものとしてB型、C型のウイルス感染によって引き起こされますが、種々の原因で肝炎が長期間持続した結果たどりつく肝臓の状態です。アルコールの多飲によっても引き起こされる場合があります。一般的に肝炎の期間には症状はありませんが、肝硬変になると肝臓の働きが悪くなり体に種々の症状(疲れやすい、だるい、全身のかゆみ、筋肉のコムラ返り、黄疸、浮腫 など)が出現するようになります。現在の医学では肝硬変にまで発展した場合完全に治ることは困難ですので肝炎の状態で治療を行い肝硬変に進展させないことが重要となってきます。

【 その他の肝炎 】
 脂肪肝という肝臓に脂肪が沈着する病気があります。通常脂肪肝だけでは体に問題となる症状を起こすことは少ないですが、まれに脂肪性肝炎を起こし肝硬変へと進行することがあります。脂肪肝のある方で血液検査の肝機能の数値が高い場合には治療が必要な場合があります。またアルコールの多飲や薬剤の副作用によって肝臓に障害が起こることが知られています。また頻度は多くありませんが自己免疫機序によって生じる肝炎もあり、血液検査で肝機能の異常を指摘された場合、その原因をしらべ適切な対処を行う必要があります。

その他の消化器疾患

 胆嚢の病気(胆嚢結石、胆嚢ポリープ、臓胆管結石など)膵臓の病気(膵炎、膵腫瘍)などは腹部超音波によるスクリーニング検査で発見されることも多い疾患です。胆嚢、すい臓の病気の中には無症状で経過観察だけでよいものも多いですが、癌との鑑別が難しい場合も多く、その場合にはCTやMRI等によってさらに詳しく調べる必要があります。

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小児科 受診に際してお願いしたい事。

受診に際して持ってくるもの

  1. 保険証、母子手帳、医療証、診察券、予防接種を受けたい場合は予防接種手帳
  2. 熱のある場合は熱の経過がわかるもの。熱型表(受付でお渡しします。)やメモでも結構です。
  3. おしっこ。受診したことのある方は採尿道具をお渡しします。オムツをしている場合は尿のしみ込んだオムツでも結構です。
  4. 便。下痢の時など、便がおかしい時には確認できれば助かります。オムツの場合はオムツごとビニール袋やスーパーの袋等に包んで、便器にされた場合は一部を回収して持ってきてください。
  5. 嘔吐物。嘔吐の症状がある場合もビニール袋やスーパーの袋等に吐いたものの一部でもとって持ってきてください。
  6. 他の病院や診療所でもらっている場合はその薬や薬の説明用紙。
  7. 待っている間に必要になるようなもの。(お気に入りのおもちゃ−院内にもおもちゃや本は置いていますが。飲み物―普段使っている哺乳瓶や水筒にいれていただければOKです。予備のオムツ、タオルなど)

つれてくる人
 基本的にはお子様の様子がよくわかる人が連れてくるようにして下さい。仕事などで誰かに頼む時は病状の経過や質問をメモして渡して下さい。病気の経過とは(1)いつから、(2)どんな症状が、(3)どの程度、あるのかを時間の経過でわかるようにして下さい。また既往歴(出生時から受診までに経験した病気やケガ)があればこれもお伝えください。他の医療機関で治療されている場合はその経過やその治療や薬の内容もわかる範囲で整理しておいて下さい。
 また、薬などのアレルギーがある場合もお伝え下さい。

伝染性の病気かな?と思われたら
 発熱とともに皮膚にぶつぶつがある、皮膚が赤くはれなどの症状がある、また高熱や咳が激しい場合は伝染性の病気の可能性があります。受診の際に初めに受付に申し出ていただくか、受診の前に電話を下さい。別室でお待ちいただき感染拡大を予防する事ができます。具体的には麻疹、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう、咽頭結膜炎(プール熱)、インフルエンザ、百日咳などが該当しますので既に指摘されていたり、疑いがあると思われる場合にも申し出て下さい。

気になる症状と対処方法

【 発熱 】
 風邪症候群をはじめ原因としてはウイルス感染によることが大部分を占めています。発熱は本来人間が持っている免疫反応の一つであり、体温を上げることでウイルスを体から排除しようとする防衛機構ともいえます。そのため、むやみに熱を下げる事はよくありませんが、一方で体力を消耗させてしまいます。したがってクーリング(氷枕や保冷剤で頭や脇の下を冷やす)する程度に留めておき、むやみに解熱剤に頼らない事が必要です。ただ、特に小さなお子様の場合は体力がありませんので発熱によって弱っている(熱で水分や食事が取れない場合やぐったりしている)場合には解熱剤の使用が有効となります。また無理に汗をかかそうとするのも体力を消耗させ、脱水を助長するため好ましくありません。必要以上に厚着させたり布団や毛布を過剰にかぶせるのも好ましくありませんので、室温を調整し楽な格好で過ごしやすくするのがよいでしょう。

【 けいれん(痙攣)】
 1〜2歳頃に発生する事が多く、殆どの場合発熱に伴う「熱性けいれん」であることが多いと考えられます。熱性けいれんの場合は、発熱初日のことが多く痙攣の発作時間は数分以内に収まり、その後の意識回復も良好で後遺症も残しませんので安静にして様子を見ているだけで問題ないことがほとんどです。後日、念のために医師の診察を受けておいたほうがよいでしょう。数分以上持続する場合には医師の診察が必要です。発熱に対しては前項で述べたとおりクーリングや高熱の場合には解熱剤で対応すればよいでしょう。
 発熱に関係なく発症する痙攣もあります。「てんかん発作」といわれるもので、典型的なものとしては、ガクガクと振るえが起こりそのまま気を失ってしまうようなものが連想されます。しかし一見して痙攣とわかりにくいような場合もあります。数秒間「ボー」とするような感じで反応が鈍いだけのような発作が繰り返されるタイプのてんかんもあります。周りから見て、なんだか注意散漫な感じがするだけの場合でもこの病気のことがあります。この病気は内服によって病気をコントロールする事が可能であり、早期に診断することが重要となります。診断には脳波検査などの精密検査が必要となり、精密検査は近隣の施設で受けていただくことになりますが、気になる症状があれば一度相談にお越し下さい。

【 下痢・嘔吐 】
 胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどのウイルス)によって発症するほか、小さいお子さんの場合は風邪の時にも下痢をする場合があります。食中毒による細菌性胃腸炎の場合には抗生物質が有効で、便や吐物の培養検査が診断と治療に有用です。ウイルス性にしろ細菌性にしろ基本的な治療方針としては脱水に注意し、こまめな水分補給を心がけましょう。摂取するものとしては白湯、薄めのお茶の他、半分くらいに薄めたスポーツ飲料なども有用です。通常、急性期は食欲もなくなりますので、この時期は腸管の安静を保つという意味からも無理に食事を摂らないほうがようでしょう。食欲があるようなら炭水化物(お粥やうどんなど)を中心に軽めの食事に留めておくのがよいと思われます。また、乳酸菌を含んだ飲料やヨーグルト、りんごの絞り汁やりんごジュースなども差し障りがありませんが、逆に柑橘系の果物や牛乳なども腸管の刺激が強く下痢を助長させることがあり控えたほうがよいでしょう。下痢を止めた方がよいと思われる方が多いようで下痢止めが欲しいと言われる方がおられますが、むしろ下痢は感染物質の排除のための防御機構とも考えられますので、強い薬で無理に下痢を止めようとせず、先ほど述べたように水分補給を心がけ、特に急性期にはある程度下痢をさせた方がよいでしょう。嘔吐下痢症状が非常に激しい場合は、普通に水分摂取しているだけでは追いつかなるので点滴によって体内の脱水を補正する必要が出できます。また便に血が混ざるような場合には、重症の腸炎や、腸重積などのその他の病気の可能性がありますので早急に受診してください。
 嘔吐は胃腸の感染(いわゆる胃腸炎)の初期などに生体の防御機構として体にとっての有害物質を排除するため起こる反応として起こってくる事が多く、このような場合にはしばらくすれば嘔吐がおさまって下痢になって来るのが典型的な経過です。また小さいお子さんの場合などで激しく咳き込んだ時に嘔吐が出現する事がありますが、この場合の嘔吐は一時的なもので特別な処置は必要ありません。胃腸炎などの感染症以外ではほかの消化器の病気などで起こる場合があり、原因は様々ですが、たびたび嘔吐を繰り返す場合には原因をきちんと特定する必要があります。特に下痢を伴わない嘔吐には注意が必要です。(嘔吐に関しては、次の腹痛の項目とも関連しています。)

【 腹痛 】
 お子さんの腹痛はしばしばみられる症状ですが、下痢もしくは下痢と嘔吐を伴っている場合は上記の胃腸炎に伴う症状の可能性が高いと考えられます。腹痛と嘔吐のみ、もしくは強い腹痛を訴える場合には別の病気を考える必要があり、またその中には重篤な病気の可能性もありますのでこのような場合には早めに医療機関を受診するようにするのがよいでしょう。
 また小学生以上の思春期にも腹痛はしばしばみられる症状です。ただし何の病気でもない場合でも腹痛は起こります。随伴症状(発熱、嘔吐、下痢、食欲不振など)がない場合やしばらくして収まってしまう場合は問題ないことも多いです。(思春期独特の心理的な要因で起こる場合が多いと考えられています。お腹が痛いと言いながらしばらくしてモリモリ食べているような場合は心配いりません。)周囲があまり過剰な反応をするのもよくないので随伴症状がなければしばらく様子をみて問題ないでしょう。ただし症状が高度な場合や長く続く場合、日常生活に影響が出ている場合、また何らかの随伴症状がある場合には、ためらわず受診するようにして下さい。

【 アレルギー(気管支喘息・アトピー・花粉症) 】
 アレルギーを持つ子供さんは増加傾向です。アレルギーとは、免疫が過剰に反応し生体に不都合を生じた状態のことです。本来、免疫には人間にとって害のある物質(これまでにも述べてきたウイルスや、細菌などの病原物質や体内に発生した癌細胞に対しても)を排除する機能があると考えられています。その機能が過剰になり、本来は生体にとって影響のないはずの物質に対して反応し、反応する部位が炎症を起こしてしまうため発症します。そしてアレルギーがあるかないかは体質、すなわち遺伝で決まってしまっていると考えられています。アレルギーが原因で起こる代表的な病気としては気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎・結膜炎(花粉症)が挙げられると思います。人間の免疫反応はいくつもの系統があり、その全容が解明されているわけではないのですが、そのアレルギーの原因物質(アレルゲン)は日常のなかにありふれた物ばかりで、食べ物や、動物、ホコリ、昆虫、ダニ、カビ、花粉、・・・と、非常に多岐にわたっています。アレルギーを持っている方のとって最大の防御策としてはこれらのアレルゲンを回避することです。もちろん現実的な問題として全てを回避できるとは限りませんので、その場合は何らの治療を行い症状をとる(症状を出さないようにする)ことが有効になります。

気管支喘息 :
 ダニ、カビ、ホコリなどがアレルゲンとなりこれらを吸い込む事によって末梢気管支の慢性的な炎症を起こす病態のことを指しています。気管支は口や鼻から肺へとつなげている文字通りの管ですが、その途中は主気管支から数えて23回も分枝して最終地点である肺胞へと到達します。肺胞では体内へ酸素を取り込み二酸化炭素を体外へ排出するガス交換を行っています。すなわち気管支喘息では気管支の炎症のため空気の通り道が細くなり肺胞へ酸素がながれにくく、肺胞から二酸化炭素が排出されにくい状態になります。すなわち気管支喘息では肺胞への途中の管がつまった状態になっています。同様の状態は気管支の感染による気管支炎でも起こり、喘息性気管支炎といわれる病態を呈することがありますが、これは感染が終わると何の後遺症もなくおさまってしまうので気管支喘息とは区別されるべきと考えます。診断には血液検査などによるアレルギーの検査と、重症度の診断として呼吸機能検査(どれくらい気管が細くなっているかなどがわかります。)を組み合わせて治療方針を立てる必要があります。症状がある間はもちろん、季節の変動などでも喘息発作が起こる場合があるので少なくとも1年〜数年は治療を続ける必要がありますが、学童期以降は成長に伴って寛解してくる場合も多いので決して悲観的になる必要はありません。重症の発作などにより命を落とす事もある疾患(初めに述べたように気道が狭くなりすぎるとしまいに窒息してしまいます。)ですので決して甘くみることはできませんが、逆にきちんとコントロールすれば近年は薬剤の改良がなされており高い治療効果が期待でき、症状をコントロールする事が可能です。

アトピー性皮膚炎 :
 気管支喘息と同様、ダニやホコリに対するアレルギーによって皮膚に炎症がおこることが一因ですが、根本的には皮膚のバリア機能が十分でないため皮膚の炎症を来たすことが病態の主因である考えられています。症状が完成するのは2〜4歳頃のことが多いですが、成長に従い皮膚のバリア機能が完成し、おさまってしまうことも多い疾患です。皮膚の炎症が病態の主体となっているので皮膚の炎症を抑えることが治療の目的となります。頑固な痒みのため、どうしても掻いてしまい、結果的に皮膚の炎症を悪化させてしまうという悪循環に陥り病状が悪化するため痒みを抑えることも重要です。これまで言われているような食物が関連するケースもないわけではありませんがその頻度は数%に過ぎないと考えられます。症状の経過に大きな影響を及ぼすものとして「ストレス」があります。ストレスとはよく耳にする言葉ですが、正確に表現するには難しい言葉だと思います。端的に言えば、「不快に感じるものすべて」といえばわかり易いでしょうか。(心の中にある「やなこと。」と全く同じです。)人間は生きていく上で愉快に感じられることばかりで済みません。その逆がストレスです。「人にとって不快に感じるもの=ストレス」です。子供でもストレスは生じています。アトピー性皮膚炎の病状にはストレスとの関連がみられます。最近では成人になってアトピー性皮膚炎を発症することもありますが、その発症にもストレスが関係していると考えられています。

花粉症 :
 スギ花粉による花粉症が代表的です。体質的に花粉のアレルギーがある場合は杉に限らすほかの樹木の花粉にはアレルギーがあると考えたほうがよいでしょう。鼻の症状として鼻水、鼻詰まりを繰り返し、目の症状として目の違和感やかゆみ、涙が出て止まらないなどが典型的な症状でこの症状が2月〜5月頃に現れます。対応方法としてはマスクを装着し花粉を吸い込まないようにする、抗アレルギー剤を前もって飲んでおく、などの方法で、これらは根本的な治療法ではありませんが有力で効果的な方法です。一方で減感作療法という方法があり、これは体質を変えてアレルギーを起こさないように変える方法で著効すれば治癒にまで持っていける方法です。しかしこれにも週1回定期的に注射を行い体に慣れさせるという作業を数ヶ月〜数年にわたって続けなくてはいけません。

【 元気がない・ぐったりしている 】
 発熱などによって体力を奪われた結果、元気がないような場合も多く、このような場合は脱水を伴っていることが多いと考えられます。このような場合には緊急事態の可能性もあるため「しばらく様子を見よう。」などと思わず、迷わずなるべく早く受診するようにして下さい。

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薬について

鎮痛解熱剤
 一般的に「熱さまし」として処方される薬です。剤型としては坐薬、内服(水薬や粉薬)として使用されます。特に小児では坐薬で使用されることが多いです。先ほども発熱のところで述べたように熱は一概に悪いわけではありません。また、「高い熱=重い病気」というわけでもありません。子供も大人でもそうですが人間の体はそれほど「やわ」にはできておらず、ちょっとしたウイルスが入ってきたくらいでは大抵の場合数日のうちに免疫機能が発揮しウイルスを退治して自力で病気を治してしまいます。(感染するとほぼ致死的となる恐ろしいウイルスもありますが、今のところ日本では通常かかることはないでしょう。)発熱は病気に対する防衛機構ともいえますので一概に下げればよいと考えるのはよくありません。鎮痛解熱剤は、文字通り熱を下げ、痛みをとる作用を有する薬ですが、病気を覆い隠してしまう面も持ち合わせています。例えば、熱がある場合に鎮痛解熱剤を使用して来院された場合、熱がない状態で来院することになります。鎮痛解熱剤を使用したという情報がなければ熱の情報が覆い隠され、発熱しない病態を鑑別していくことになります。病気を診断するという意味においてはこのような場合にはあきらかにマイナスに働いてしまいます。痛みに関しても同様に覆い隠してしまいます。安易な鎮痛解熱剤の使用は控えるべきだと考えます。

 鎮痛解熱剤の使用の目安としては、

  1. 高熱:38.5℃を超える場合には体力の消耗も激しく、脱水も伴ってくる事が多いので使用を考慮すべきと考えられます。ただ熱が高いだけで元気な場合もありそのような場合には無理に使う必要はないでしょう。
  2. 食欲がない:高熱によって食欲がなくなり、水分も十分とれないような場合にも使用を考慮すべき状態です。
  3. 元気がない、ぐったりしている:早めに医療機関を受診すべきです。発熱によってこのような状態になったとすれば体力の消耗がかなり進んでいる状態と考えられます。脱水が関与していることも考えられます。発熱によって脱水が助長される懸念もありとりあえず解熱剤を使用してもよいでしょうが、いずれにせよ早めに医療機関を受診した方がよいです。

抗菌剤(抗生物質)
 細菌感染の治療に開発された薬です。数十年前にカビから発見されたペニシリンがその代表です。
 通常、感染症には大きく分けて細菌感染症とウイルス感染症があります。まれにカビ類やリケッチア、原虫、寄生虫などによる感染症もありますが近年は頻度も低く、症状だけで見分けがつかないことも多いです。抗菌剤(抗生物質)とはこの中で細菌感染のみに対し効果を発揮する薬のことを指しています。
 通常は風邪の原因はウイルスであり細菌でないため、抗菌剤は原則的に効果がありません。風邪の原因がウイルスのみであった場合、何もしなくても通常数日の間に免疫がつき、自然治癒していきます。→すなわち抗生物質は単なる風邪には効果がないと考えられます。
 一方で風邪などの際には免疫力が低下し細菌感染を合併することがあります。そのためか、最初から抗菌剤を使用してしまうケースがわが国では非常に多いのが現実だと思います。最近では原因のウイルス(例えばインフルエンザなどは診察室で確定検査が行えます。)が特定できる場合もあるのでそのような場合には抗菌剤を使用しないで治療するのが一般的です。しかし風邪などでその原因が菌なのかウイルスなのかも特定しきれないような場合は抗生物質の使用を控えるのは難しいといえます。風邪に対する抗菌剤の使用は賛否両論あります。個人的には(大人にも子供にもそうですが、)単なる風邪には使用しないようにしています。熱がひどかったり、病気が長引いている場合など、何らかの細菌感染が疑われる場合には最初から積極的に抗菌剤を使用する場合もあります。結局のところケースバイケースで対応するようにしています。

タミフル(インフルエンザ治療薬)
 先シーズンのインフルエンザ流行期に中学生の突発的行動による悲劇が報道され、タミフルが注目されることになりました。それまでインフルエンザの切り札的な薬はありませんでしたが、この薬の登場でインフルエンザの治療は変わりました。タミフルは感染した体内でのインフルエンザの増殖を抑制し発熱の期間を短縮できる。すなわち早く治るという薬です。薬の販売メーカーの説明では通常治るまでに7日間かかるインフルエンザが5日間で治るというものでした。しかし、使用した個人的な感覚では、実際にはもっと早く効く人も多いような印象があります。薬を飲んだ次の日にはすっかり治ったなどと言われる方もおられました。確かに早く治ることは間違ありません。この薬の薬理作用からも分かるようにインフルエンザが増殖しきる前に飲むほうが効果が高く、かかったらなるべく早期に飲み始めるのがよく効くためのポイントと思います。逆に、発症して48時間経過した後飲んでも効果が薄いため発症後48時間以内に飲み始めることが必要です。総合的に考えて現時点では個人的には良い薬だと思います。
 しかし、初めに述べたような問題が起き、結局10代の患者さんはタミフルを使用せずに治療することが推奨されています。しかしインフルエンザ自体がインフルエンザ脳症を発症させたり、激しい高熱のため熱せん妄に陥りやすいため、タミフルと事故とも因果関係もはっきりしていない段階でのタミフルの処方の規制には疑問を持っています。製薬会社と何らかの形で通じている人が調査の担当であったのも問題があったのではないでしょうか。中立な立場の組織がきちんと調査すべきであったと思います。今後の成り行きを見守るしかありませんが安全な使用方法の確立が待たれるところです。
 当院では今のところ指導に従い基本的には10代の方へは処方しておりません。どうしてもと希望される場合には十分な付き添いをお願いし、特に当初の1〜2日は厳重に経過観察を行います。それ以外の年代の方にはこれまで通り処方行っておりますが、やはり子供さんに飲んで頂く場合は十分な付き添いと監視をお願いしております。

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在宅診療(訪問診療・往診)

 当院は在宅支援診療所の指定を受け、いわゆる在宅診療を行っております。訪問診療と往診の違いについては、患者様の病状に応じ訪問診療計画を作成しそれをもとに定期的に在宅で診療を行うのが訪問診療で、急に調子がわるくなり通院できない場合などに一時的にお宅まで伺い診療を行うのが往診です。高齢や病気の後遺症のため一人で通院できない、寝たきり、癌の末期などで通院が困難な場合には病状の急変にも対応いたしておりますので訪問診療のご相談をお受けしております。病状によって入院が必要と判断される際には当院の提携病院やご希望の病院を紹介させて頂きます。

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検査案内
当院で実施可能な検査

血液検査全般
尿検査全般
上部内視鏡検査(胃カメラ)
下部内視鏡検査(大腸カメラ・大腸ポリープ切除術)
超音波検査(腹部エコー・心エコー・頚部エコー)
X線単純撮影(骨塩定量検査を含む)
心電図(12誘導)
24時間ホルター心電図
呼吸機能(肺機能)検査
簡易睡眠時ポリグラフィー(睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査)
視力検査
簡易聴力検査(オージオメトリー)
病理組織診断、細胞診

その他必要に応じ、CT 、MRI、乳がん検査、睡眠時無呼吸の精密検査、など近隣の検査可能な施設を紹介いたします。

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院内処方

 当院では患者さんの利便性と経済効率(院外処方の方が総額は少し高くなります。)の観点から院内処方を行っております。また大部分は先発品を使用していますが一部の薬はジェネリック医薬品を採用しています。ジェネリック医薬品について次の項で解説しています。

ジェネリック医薬品 (あくまで個人的な考えを説明しています。)

 ジェネリック医薬品は別の言い方では、先発薬品に対する「後発薬品」や「後発品」とも言われます。
 最近ではよく加山雄三などが出演するコマーシャルで「お薬代がやすくなります。」などのキャッチコピーで良く流れています。(メーカーによって出演者は違います。)
 既に知っている方のイメージはどうでしょうか。「安かろう。悪かろう。」というイメージが拭えず悪い粗安な薬という概念を持っておられる方もおられるかもしれません。医療関係者でも「ゾロ」とも呼ばれ、蔑視される傾向があることは否めません。実際のところ、以前は粗悪な薬を作るメーカーもあったようでそのイメージが前記のような悪いイメージとして残っているようですが、現在はきちんとした製剤技術を有するメーカーもあります。
 先発品は何年も(何十年も)掛かって開発を行いその後様々な試験をくぐりぬけて「新薬」として認可されてきたものです。発売後も市販後調査として臨床的な調査を行っています。何だか安全性が高いようですが実際は副作用も一定の確率で起こります。一般的に知られていませんが先発薬品は開発後7〜20年の特許期間をもっており、この期間は他のメーカーは真似て同様の薬を作ったり売ったりすることはできません。ジェネリック医薬品とはこの特許期間が切れた薬を他社が同じ有効成分を配合して作った薬のことです。
 先発薬品との違いについては、同じ成分が配合されている薬でも添加剤やコーティングなどに違いがあるため、体内での吸収率に違いがあったり、体内動態が先発品と同じでない場合があること、またメーカーによる安全性などについての市販後調査がほとんど行われていないこと、などが挙げられると思います。このように、知っておいて欲しい点として、「先発薬品と全く同じ薬というわけではない。」ということです。
 一般の方はご存じでないと思いますが、保健診療では薬の値段(薬価)は全部、1円単位まで決められています。その薬価は先発品と後発品では大きな隔たりがあり、その値段は同じ成分の薬でも後発薬品は約70%〜10%程度の値段になっています。先発薬品の開発費は数十〜数百億円掛かると言われています。実際それに見合った薬価が設定され、特許期間の間にその開発費の何倍もの売り上げをする薬が多くあります。後発薬品とは、こうした薬の良いところを真似て開発費が掛からないように安く作られた薬というわけです。薬代が安くなるのは間違いありません。
 厚生労働省は、ジェネリック医薬品の使用を推奨するような内容の通達を出しております。厚労省の肩を持つわけではありませんが、現実問題として国民の医療費は右肩上がりの増加を続けており、国家財政の圧迫になっていることは事実です。そしてジェネリック医薬品は医療費削減の役割を果たす側面ももっているといえます。個人的な意見としても薬理作用のはっきりした薬剤については後発薬品でも悪くないと考えています。
 そこで当院でも一部の薬品についてジェネリック医薬品を採用しております。投薬に際しては、効果や結果が同じと考えられる場合は基本的にジェネリック薬品をお出ししています。特に急性疾患などで一時的に飲む薬はジェネリック医薬品で十分に事が足りる場合が多いのではないかと考えています。逆に慢性疾患で継続して薬を飲まないといけない場合、長く飲んでいただくという観点からは効果はもちろん安全性での信頼できることが重要です。前記のように安全性が高いことが明らかな薬剤ではジェネリック医薬品でも問題ないと考えますが、先発品には安全性が高くさらに効果の優れた薬が多く開発されており、その恩恵が大きいと考えられる場合には積極的に先発品を使うようにしています。
 すべてご希望に添えない場合もありますが、薬剤についてご要望があれば申し出て下さい。

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